はなりんです。
今回はデールについて考察していきます。
この人が一番やりにくいです。
登場回数も多いし、否応なく巻き込まれて
なんか気の毒になってきます。
もはや自我がないレベルです。
すごくややこしいし。
全編に渡る盛大なネタバレになりますので
未プレイの方はご注意ください。
ではいきましょう。
デールが登場する作品
リリース順で見ると
- 【Cube Escape Case23】主役
- 【Cube Escape The Mill】少し登場
- 【Cube Escape Birthday】主役
- 【Cube Escape Theatre】主役
- 【Cube Escape The Cave】最後にちょっとだけ登場
- 【Cube Escape The Paradox】主役
- 【The White Door】アチーブメントでちょっとだけ登場
こうしてみると結構多い。
この物語全体を支配しているMr.オウルの思惑を念頭に置いて
デールを見てもらいたいので、先に書いておく。
Mr.オウルはデールを自身の後継者にしたい。
記憶のキューブを集めて完全な不老不死の薬を作りたい。
この物語はまだ途中で、
すべての謎が解明されたわけではないので
不明な点も多いのだが、
少なくともこの2点はMr.オウル自身の口から語られたことなので
間違いないことである。
ではひとつずつ見ていくことにする。
【Cube Escape Case 23】
この作品では冒頭のローラの死因や消えた原因などが
気になりがちだが、
じつはデールのその後のほうが余程謎ではないだろうか。
殺人現場に入った時、死体以外の何かを感じたこと。
死体が消えたこと。
それから数か月もこの事件以外のことは考えられず、
逮捕した男は警官を殺して消え、
へんなキューブが出てきて
最後には勝手に礼拝堂に移動させられている。
カラス人間に船に乗せられて小さな釣り小屋に置き去りにされ、
しまいには化け物に襲われる。
壁を壊したら謎のエレベーターがあり
現実ではない時間の感覚を失った世界に放り込まれる。
何が何だか、これはパニックになっても仕方ない状況だろう。
しかし彼は冷静に湖にキューブが漂っていることを語っている。
デールは思考すら完全にMr.オウルの手の中に落ちてしまった。
もはや彼に普通の生活は戻ってこないのだ。

【Cube Escape The Mill】
この水車小屋での主人公はMr.クロウなのだが、
Mr.オウルからデールに関しての手紙が届いている。
ローラの死体を水車小屋に送るという手紙と
この状況を止められるかもしれない人物に関しての手紙だ。
この人物がデールであり、Mr.クロウがローラからキューブを抜き出した後、
Mr.オウルが嵐の中でデールの体を空中に浮かせているシーンを見られる。
デールの胸のあたりから光の柱が出ている。

【Cube Escape Birthday】
デールの9歳の誕生日に、家族が惨殺された出来事を
もう一度やり直す作品。
ということはデールは1930年生まれ。
タイムリープでやり直し、みたいなものと思っていいのだろうか。
この日に自分以外の家族全員が射殺されてしまったわけだが、
Mr.オウルにとってはそれが都合が悪かったと推測する。
だから家族が生きている過去を作り直した。
しかし、この銃乱射犯のうさぎの置手紙にあった
「これしか選択肢がなかった
このありさまを回避する唯一のチャンスだった
許してくれ」
という言葉はどうにも分からない。
うさぎは殺さなければ自分が死ぬような状況に
あったということだろうか。
タイムリープ後はじいちゃんの会心の一撃で死んでしまう。
予想としてはMr.オウルの敵、という立ち位置ではないかと思う。
家族死亡時にもハーヴィーからの手紙が来ていたし、
幼少時からデールはMr.オウルの監視下にあったと思われる。

【Cube Escape Theatre】
1971年、【Case 23】のあとロバートに会った時の
追体験、やりなおしステージ。
ロバートの頭の中から
(たぶん)ローラに関する記憶を入手する。
Mr.オウルはここで積極的に
デールを後継者として成長させようとしている。
何者になり得るかを学ぶのだよ、と言われてもなぁ。
強制的に何者かにされようとしているし。
もはやデールもされるがままになっていて
自我もはっきりしない模様。

【Cube Escape The Cave】
主人公はMr.クロウだが、最後の方でちょっとだけ登場する。
ローラと向き合って記憶を抽出する装置に座らされ
金のキューブができると、
それを持ってエレベーターで上に行ってしまう。

【Cube Escape The Paradox】
ここではデールが小さな部屋に閉じ込められて
今までのシリーズを少しずつ振り返るような構成で
謎解きをする。
年代も不明。
Mr.オウルは抽象的な言い回しでなく
はっきりとデールを湖の支配者、自分の後継者にすると言っている。
過去を学び、堕落した魂と向き合うと後継者になれるらしい。
この部屋もデールの頭の中だけで起こっている出来事なのだろうか。

【The White Door】
アチーブメントでほんの少しだけ登場する。
バーでは「心配するな 彼女を必ず見つける」
警察署では「君の記憶が必要なんだ」
ロバートの記憶の中のデールなので
デールの記憶だとまた違うのかもしれない。

まだまだ続く
このお話はまだ続きがあるので、
デールがどうなるのかは
次回作を待つしかない。
ローラも死んでいるんだか幽霊っぽくなったんだか
よく分からない。
ロバートに関しては【The White Door】で完了したような感じも受ける。
新作が出るたびに謎が減るどころか増えていく。
完結はするのだろうか・・・。
してくれないと年をとってもずっと心残りとしてもやもやしそうだ。
それでは。

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