はなりんです。
ようやく【Cube Escape: Theatre】まできました。
デールの不思議な旅、今回は劇場です。
個人的にはホテルに小さな劇場が併設されていると思ってます。
ではいきましょう。
1972年 ラスティレイク
デールの乗るエレベーターは上へと上がっていく。
「この湖が私の記憶を変えていく。
私の過去は思っていたものとは違うようだ。
キューブに真実へと案内してもらうことにしよう。」
1971年の Theatre (劇場)の記憶を追体験することになる。
バーカウンターにはバーテンダー(Mr.クロウ)と
椅子には髭面の男が座っている。
この男はおそらくボブだ。
ポケットからローラの写真がのぞいている。
その裏にはローラからのメッセージが。
簡単に訳すと
最近具合がよくないので、ラスティ湖で生活することになった。
こんなことになってごめんなさい。
あなたとは違う人生を歩むことになる。
という別れのメッセージ。
ボブに話しかけると
「ほっといてくれ、俺は飲みたいんだ」という。
スクリュードライバーが欲しいというので
作って渡すと、口からドライバーを出してくれる。
(これだけこのゲームをしていると口から何か出したとて
何もおかしいことはなく、もはや常識と思ってしまう。)
机の上に置かれたプログラムも中々に興味深い。
AN INTRODUCTION BY MR OWL
THE LADY OF THE LAKE
THE SIGNS
THE FISH AND THE PARROT
AN INTERMEZZO BY MR CROW(Mr.クロウによる間奏曲)
REMEMBER THE SEASONS
THE MILL
【Hotel】の登場人物を思わせるものもある。
壁に飾られているのは、湖を背景にした黒い影、魚の絵、赤い森
木々の間にたたずむMr.クロウ、木の前に立っているローラ。
円を6分割して
カラス、黒い影、木、人?、魚、?マークが書かれている
謎の絵もあるが、これは最後の舞台の謎解きに使われる。
しかし【The cave】でも登場したような気がする。(後日調べます)
ピアノも置いてある。
ピアノの謎解きの際、もちろんピアノの鍵盤がはずれて中から手がでてくる。
トイレには鏡があって
デールの顔が映る。
この時のデールの顔には髭がある。
デールが髭を剃るのは【case23】のチャプター2。
絵を合わせてあげると、一瞬黒い影が映る。
この演出はよくあるが、何なのかは分からない。
トイレの棚の扉を開けると心臓がある。
トイレからは胎児が出てくる。
(何だか数か月おきに聞く嫌なニュースを思いだす・・・。)
ライトの修理ができたらいよいよ開幕だ。
幕が開き、Mr.オウルが立っている。
いつもと違いオウルのマスクをつけている。
・・・ハゲである。
ジェイコブ禿げちゃったのか・・・。
肩にはハーヴィーが。
「潜在意識の舞台へようこそ。
私はMr.オウル。
今夜は皆さんに6つの舞台をお届けします。
それは現在・過去・未来についての舞台。
存分にお楽しみを!」
一旦幕が閉じ、また開くと女性が立っている。
歌手のようだが、【Hotel】で雉が着ていた衣装と同じものを着ている。
何回かクリックすると、口も開くがのどがぱっくり避けて
女性は死んでしまう。
そして幽体離脱のごとく全体に黒い姿になって
「私の過去に関するものでバランスを取ってください」
という。
天秤に最初から置かれている帽子は
【Hotel】で雉の写真を撮るときに被せた帽子だ。
トイレで見つけた胎児、心臓、
パズルの棚で見つけた貝がらを乗せると
口から光が出て花が咲く。
そして幕が閉じる。
次の舞台はパズルになっていて
貝がらの出てきた棚の反対側が開く。
中にはカクテルのレシピが入っている。
「HARVEY WALLBANGER」と書いてある。
それをボブに飲ませると
突然額をテーブルに打ち付け始める。
血を入手。
「何がおこったのか覚えていない」という。
その血でブラッディマリーを作る。
ボブがそれを飲み干すと、スーツから銃を取り出す。
彼は銃でこめかみを撃つ。
なんで死なないんだ。
いつもどおりその穴から中に入れる。
脳の中には白いキューブ4つとローラ、ナンバーロック付きの扉。
Mr.クロウ「男って言うのはいつも女に振り回される生き物なんでしょうなあ。」
ボブは「全部俺の所為なんだ」
次の舞台はパイプのパズルになっている。
中央の植木鉢に花を植え、水がかかるようにする。
水をやるとバードシードを入手。
それをハーヴィーの口に入れるとたまごを生む。
たまごをフライパンに入れるとミミズ入手。
なぜたまごからミミズがでてくるか、などと言ってはいけないよ。
ミミズを魚の口に入れると魚は空へ飛んで行ってしまう。
5つ目の舞台はMr.クロウ。
指し示すように電球をクリックすればよい。
6つ目の舞台はローラが立っていて
絵の額のような枠と月、花が咲いた木がある。
ローラの写真の通りに配置すればクリア。
そのあと出てくる額に白いキューブを入れる。
そこに出てくるキーワードで
ボブの頭の中の扉を開けると黒いキューブがある。
いい記憶が4つと悪い記憶1つあるということか。
5つのキューブを全部額にはめると
ローラの首が切れて倒れ、幕が閉じる。
最後の舞台は、デールのマスクをつけたMr.オウルが出てくる。
「彼の記憶はもう湖に属している。
その記憶を取り出すことで魂が壊れてしまった。
それは6つのステージになった車輪なんだよ。」
水車の羽根の順番を変えてやる。
「おまえの心は今高度な意識状態に達している。
自分自身の過去と未来を学んでいくのだ・・・。
そして後に何者になり得るかを学ぶのだよ。
さあ、探索の旅を続けなさい。」
Mr.オウルの言う「彼」とはボブのことだろう。
ボブはいつの間にかトイレで座っているが
黒い影に変化してしまう。
そして自動でトイレから追い出されてしまう。
舞台に出てきたエレベーターに乗り、振り向くと
黒い影になったボブがこちらを見ている。
「つづく」と出て、クリア。
ボブについての考察
【The White Door】とは少し容貌が違うが、ボブ(ロバート)だろう。
リリース順だとまだこの男の素性はわからないはずだ。
Mr.クロウのセリフは【The White Door】と同じだが
銃はボブが自分で出した。
カクテルもデールが作ったのではなく
Mr.クロウが有料で作っていた。
このあたりの違いがデール視点とボブ視点での違いというだけではなく
後々なにかあるような気がする。
ボブの「何が起こったのか覚えていない」というセリフが
何についてなのか分からない。
ここでもはやりローラの殺害の犯人かどうかは明かされない。
ボブが黒い影になったのは
ボブがどうやって劇場に来たのかは不明だが
デールのようにMr.オウルに無理矢理連れてこられたのだろう。
【The White Door】での彼のように「魂が壊れてしまった」のは
この場所でキューブを取り出されてしまったからだった。
その後、街に戻され不安定な状態で倒れている間に
クラブでの出来事の夢を見ていたのだろうか。
【The White Door】の最後、ローラは
「すべてあなたの頭の中だけで起こっている出来事」と言った。
それもサラによって消されてしまったわけだが。
鏡に映るデール
最初に1971年と表示されたので
当たり前かもしれないが、その時点でのデールということだ。
キューブの記憶で追体験する時、デール自身は未来のデールで
記憶だけを辿っているということはない。
昔の記憶を辿るときはデールもまたその時点のデールだ。
【Birthday】でもデール自身は子供だった。
過去の記憶を改ざんするのではなく
過去そのものを上書きしていることが、この場面からはっきり分かる。
【Case 23】でボブに逃げられたのは
1972年夏のこと。
この記憶は1971年のものなので、ボブを逮捕する前と思われる。
1971年秋にローラが殺害され
それ以降、おそらくここでボブに出会い
逮捕した、そして逃げられた。
それを修正するためMr.オウルが出てきた。
どちらにしろボブが黒い影になるのは同じだが
Mr.オウルはボブのキューブ(ローラに関する記憶)が欲しかったのだろう。
6つの車輪になったステージ
「車輪」というからには6つの状態があって
それぞれ状態に変わることができるということを示しているのか。
たとえば、カラスの所はMr.オウルやMr.クロウ
黒い影の所に今のボブというような?
魚と木はまったく分からない。
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