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【Return of the Obra Dinn】考察(ネタバレあり)

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今回は【Return of the Obra Dinn】をプレイしました。

その考察というか、感想と疑問点など書いてみたいと思います。

以前、三人称の鉄塔さんが実況していたので「ずっとプレイしてみたい!」と思ってたんですよ。
でもなんだか難しそうでね。

しかし今回steamでセールになっていたので、思い切ってほかのゲームと一緒に購入してしまいました!

PS5に向けてお金を置いておかなければならないというのに。

セールというのは謎の魔力がありまして。
さほど必要ではないものでも買ってしまうという・・・
いや、この機会に買っておけ!という神の啓示だと思って!

でも3000円お買い上げで500円引いてくれるというのに買わない手はないでしょ!

しかし謎解きゲームなのにプレイ前に実況を全部見てしまった。

そんな心配もありましたが、いい感じに記憶喪失になっており楽しくプレイできました。
(実況全9回を3周見たのに覚えていなかった)

レビュー通り、素晴らしいゲームでした!

この記事で攻略をするわけではないのですが、ぜひともプレイしていただいたあとに読んで欲しいと思います。
ネタバレにもなりますから。

目次

ゲーム情報

リリース日:2018年10月19日

価格:Steam ¥2,050  NintendoSwitch ¥2,250(ダウンロード版のみ)

ジャンル:アドベンチャー・謎解き



まずはこの作品の作者の紹介からさせてください。

ルーカス・ホープ氏について

【Return of the Obra Dinn】の作者は、あの名作【Papers,Please】のルーカス・ホープ氏です。

突き詰めていくとマウス操作のスピードと正確性を求められるので肩こりが酷いことになりますが、
ぜひプレイしていただきたいゲームのひとつ。

「私、明日から入国審査官できるかもしれない」という気分になれます。
ストーリーも秀逸。

あれだけ情報の少ない画面で、あんなにストーリーを詰め込むことができるなんて感動します。
なんならちょっと泣けますよ!

【Papers,Please】のショートムービーも作られておりまして、YouTubeで見ることが出来ます。
これがまた良い出来なんですよ!

こんな人が出した作品、おもしろくないわけがないでしょう!

舞台

1807年のイギリス。
4年前に行方不明になっていたオブラディン号が帰港したという知らせを受け、あなたは調査に赴きます。

60人いたはずの乗員はひとりもおらず、甲板には白骨が一体。
帆柱は折れ、ロープで補修してある。

この船でいったい何が起こったというのか・・・。

手記と一緒に入っていた「死の瞬間」を見ることができる懐中時計を使って、乗員の身に起こったことを推理していきます。

60人全員の生死を調べ、保険会社に報告しなければなりません。

数々の映像から推理する新しい推理ゲーム

映像は核心をついているものもあれば、分かりにくいものもあります。

ひとりの人物の映像から、そこに映りこんでいた他の人物の動向を推測する、というものもたくさんあります。

最終的には消去法や、情報不足のままで名前を推測しなければならないことも。

振り返ると、一度見た映像をもう一度見るために船内を駆け回ることが中心でした。
「これどこで見たっけ?」ばかり。

死因も様々で、何なのか分かりにくいのもあります。

しかし3人の身元と死因を推測し、正解ならその人物のページ内容が確定するので、いつまでも間違ったまま進むということはありません。

これがなかったら私にクリアは無理だったでしょう!

グロい?

不幸な事故、殺人、怪物、血だまり。
これがフルカラーのリアルな映像だったらとても見られたものではありません。

しかし映像はごくシンプルな線画なのでそれほどのリアル感はないです。

この線画と基本的にBGMのない効果音のみの雰囲気が、ミステリー要素をさらに高めていると思います。
ゲーム全体を覆う、不気味な静けさの表現が素晴らしい。

むずかしい?

さんざん考えた結果、間違えていたなどはよくあることで、難易度は高めではないかと思います。

私はメモしながらプレイしていても情報量が多すぎてまとめきれなくなりました。

前半の推理の間違いが、後半にずれ込んでしまい訳が分からない。

なんとなく映像を見せられるままに進んでいくと、映像の時系列が前後しているので混乱します。

欲を言えば、いちいち死体の場所まで行かなくても手記から見られるようにして欲しかったです。

最初から姿を確認できているのに最後まで名前が分からなかったり、ロシア人船員、中国人船員がみんな同じに見えたり(笑)。

映像内の人数が多いと細かい動きなど見落としも多く、理解できないことも多かったです。

シア・イトベンの死因がどうしても分からず、ここだけ攻略サイトを見ました。

何人かは消去法&推測で名前をわりあてる人も出てきて、ちょっと詰みましたね。

このゲームは詰んでもゲームオーバーにはなりません!もう一度ゆっくり考えよう!

初見プレイ時、全ての映像を見終わった後で身元が確定している人数は20人もいなかったかと思います。
「え?映像これで終わり?マジで?」
皆さんそうなるんじゃないかと。

苦情

「海に転落して死亡」と「溺死」の違いをおしえてください。

ちょっとした疑問とか考察?

注意!ここからネタバレになりますので見たくない方はブラウザバックしてください!

そもそも「貝殻」とは何だったのか

すべての元凶である「貝殻」。

フォルモサの王族「リム・ブンラン」が荷物として船内に持ち込んだものです。
持ち込んだ目的は不明。
王族ご一行が何者か、貝殻がどういうものかという説明はありません。

しかし、貝殻の危険性についてはフォルモサの4人は認知していました。

ボートで海に出た時は、明らかにその行為が危険なことを認識している口ぶりです。

大きな船で運ぶのは大丈夫というのはよく分かりませんが・・・。

ニ等航海士エドワード・ニコルズが野心を抱いたりしなければ、無事に目的地まで着くはずだったのでしょう。

貝殻はチェストの下段にしまわれています。

上の段の水たまりみたいなところに貝がらを入れると、謎のエネルギー体(雷みたいなもの?)が発生して人魚が全滅するようです。
で、入れた人物も手がなくなって一緒に死んでしまう、と。

貝殻を運んでいると人魚がそれを付け狙ってくる、ということらしいです。

ボートを襲った人魚3体のうち2体が貝殻を持っていました。
(髪?背中?にくっついてるっぽい)

もともとは人魚が持っているもので、それを奪ったので全力で取り返しに来ていると考えられます。

エドワード・ニコルズは貝殻を単純に価値のある宝物と思い込んでいました。

人魚が無力化したあとも人魚を持ち帰ったのは貝殻がついていたからでしょう。

なぜ貝殻だけでなく人魚ごと持ち帰ったのかは分かりませんが。

あの惨状を見た後でよく人魚ごと持ち帰ろうと思ったもんだ。
私なら死んでたっていやだよ。

士官候補生トーマス・ランケにちょっと文句言いたい

「ピーターを助けようとした」というセリフのせいで、ジョン・デービーズに銃殺されたオーラス・ヴィアテルをピーター・ミルロイだと思ってしまいました。
(士官候補生がみんな同じ服だということに気付いてなかった)

なんか偉そうな帽子かぶってるのが悪い。

最初に爆発したピーターを確認したときに違和感に気付けばよかった。

その誤解のせいで後々大変になってしまって悔しかったです。

フォルモサのタン・チョウ

いまだに「貝殻を守らねば、我々は皆死ぬ」というセリフがよく分かりません。

持っている方が余程危険ではないのだろうか。

もともとフォルモサ王族が持ってきたものだし、やはり安全に持ち運ぶ方法を知っているということでしょうか?

もう遅すぎるけど。

フォルモサのラウ・ホクセン

私の言いたいのは、「どうしてやっていないのに自供しちゃったのか」ってこと!
拷問でもされたのでしょうか。

やってないならやってないと言いなさいな!

気絶してたしアリバイも証言もなかったから、濡れ衣を着せられてしまったのでしょうか。

船長付き司厨手フィリップ・ダール

なんでいきなりジョンの足切ってしまったの?
その切られた足も落ちて無いし。

人魚が危険なことを訴えてるのは分かるけど・・・。

追記

足見つけました。
なんか変な形の黒いものと棒が2本。
何なのかマジで分かりませんでした。
靴と脛骨と腓骨だったのね。

なんであんな離れたところに落ちてるの?

料理人トーマス・セフトンが人魚にしっぽビンタくらった時に、フィリップ・ダールは大砲の横を走っている。
剣を取りに行ってる描写?

料理人トーマス・セフトンは尻尾で殴打されて死ぬ。
一番下のワシムはその衝撃で頭に棒が刺さって死ぬ。

そこへフィリップが来てジョンの足を切り落とした、ということでしょうか?

なんと不運な・・・。
ほんとに呪われてるとしか・・・。

その後、放りこまれた船尾倉庫で貝殻のふたを開けて貝殻を取り出し、手が無くなって死んでしまった。

船長がひとりで人魚を倒せたのは、フィリップがふたを開けたせいで船尾倉庫の人魚が無力化した、ということはないのでしょうか。

船匠ウィンストン・スミス

結局この人が船匠だという証拠の映像を見ることができなかったのでもやもやします。

同じく船匠助手マーカス・ギブズも分かりませんでした。

もうちょっと探してみよう。

料理人トーマス・セフトン

あんなトゲがいっぱい生えて怪しげな生物をフライにしようなんて、ものすごい料理人としての執念というか・・・。

尻尾で殴打されて即死というのもすさまじい。

画家エドワード・スプラット

一番悲惨な死に方だと思います。

すごくかわいそう。

開放的なトイレの時は周囲に気をつけよう。
(そもそもあそこはトイレじゃないし)

ちゃんとトイレに行こう。

船医助手ジェームズ・ウォレス

なんで助手のくせにそんなに偉そうに座っているのか。

おかげでどっちが助手か分かりにくいです。

船匠もですけど、助手の方が偉そうじゃないですか?

甲板員ヘンリー・ブレナン

最多登場回数を誇る?殺戮の甲板員。

オブラ・ディンの死の天使

ラウ・ホクセンを射殺。
四等航海士ジョン・デービーズを訳も聞かずいきなり一撃で撲殺。
船長にも問答無用で襲いかかる。

おそろしいニット帽。

船長に返り討ちにされますが、ちゃんと攻撃はヒットしています。

船医ヘンリー・エバンズと猿

最初に手記を送ってきたのは生き残った船医ヘンリー・エバンズです。
懐中時計もヘンリーが送ってきたもの。

最後に見ることができる「Ⅷ 取引」では、猿を船尾倉庫内に入れ、後で顛末を見ることができるようにその手だけを取り出しています。

懐中時計の使用方法は理解している模様。

この人が一番謎のように思えます。

その猿の手を撃つシーンで、「船尾倉庫の鍵がもうない」ということになっていますが、鍵はどこへいってしまったのでしょう。

倉庫に入った順番は

1番 フィリップ・ダール
2番 船長
その後 三等航海士マーティン・ペロット
    船医ヘンリー・エバンズ
    一等航海士付き司厨手ポール・モス
    四等航海士付き司厨手デービー・ジェームズ

この順番です。

そしてマーティンは人魚のトゲで死に、3人は人魚に貝殻を持たせて海に帰した。
マーティン、なんていい人!

その時に鍵をかけたのは誰なのでしょうか。

鍵を捨てたのは誰?
おそらくヘンリー以外の誰かでしょうけど。

船尾倉庫にはチェストと人魚の死体が残ったままなので誰も立ち入らないように捨てたのでしょうか。

ふたつの貝殻は船長が捨てたみたいな会話がありましたが・・・。

遠くで光る何か

過去視をしていない現実世界では、海の遠くの方に光る何かがいつも見えていました。

もしかして、あれって貝殻なのでは?

逃がされた人魚がずっと船を見ているのではないでしょうか。

まとめ

結局チェストの謎などすべての情報が開示されているわけではないので疑問は残りますが、とても斬新でおもしろい作品でした。

こんなゲームつくれる人、マジで尊敬します!

映像をよく見るとちゃんとクリアできるようになってますので、ぜひプレイしていただきたい!

それでは。

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