【PR(広告)|提供】本レビューはRazerより製品提供を受けています。
メリット/デメリットを併記し、実測・写真に基づき記載します。
2025年8月14日にRazerのBlackWidow V4シリーズの新機種2種類が発表されました。「Razer BlackWidow V4 Low-profile HyperSpeed」と「Razer BlackWidow V4 Low-profile Tenkeyless HyperSpeed」です。
ロープロファイルとは、厚さや高さを通常よりも低く小型にしたもの。高さが低くなったのでキーストロークが浅くなり、より速く快適な使い心地になりました。「薄さ×無線×長時間」のオールラウンダーといったところですね!
今回ご提供いただいたBlackWidow V4 Low-Profile Tenkeyless HyperSpeedは私が持っているキーボードの中でも一番お値段の高いものになります!高級感、スタイリッシュな見た目、憧れのRazerのマーク!実際に使ってみてもすばらしかったです!
ではRazer BlackWidow V4 Low-Profile Tenkeyless HyperSpeedの気になる使用感を徹底解説していきます!
Maximum battlestation impact, minimum silhouette. Meet the Razer BlackWidow V4 Low-profile HyperSpeed—THE ultra-slim, wireless gaming keyboard you've always wanted.
— R Λ Z Ξ R (@Razer) August 14, 2025
Full-size: https://t.co/psf3EGyM28
Tenkeyless: https://t.co/dnAyjqwukM pic.twitter.com/lta23nVsXP
今回提供していただいたキーボードはテンキーレスです。フルサイズもありますので好みや使用状況に応じて選択してくださいね!
BlackWidow V4 Low-Profile Tenkeyless HyperSpeedの基本スペック
製品名 | BlackWidow V4 Low-Profile Tenkeyless HyperSpeed |
価格 | 28,880円(フルサイズ33,880円) |
配列 | テンキーレス・日本語配列(US配列選択可能) |
サイズ | 縦160mm 横356mm 高さ20mm |
重量 | 864g |
スイッチ | Razer 薄型イエロー リニアメカニカルスイッチ テンキーレスモデルはイエロースイッチのみ フルサイズモデルはグリーン、オレンジ、イエロー3種から選択可能 |
ホットスワップ | なし |
接続方式 | 2.4GHz Razer HyperSpeed Wireless Bluetooth 有線USB-C |
バッテリー | パワーセーブモードで最大980時間 |
ライティング | Razer Chroma RGB |
ソフトウェア | Razer Synapse |
リストレスト | なし |
オンボードメモリ | 最大5つのプロファイルが保存可能なハイブリッド内蔵ストレージ |
メディアキー | マルチファンクションローラーと3つの専用メディアキー |
アクチュエーションポイントの調節 | なし |
キーボードのピッチ | 19mm(標準サイズ) |
\ US配列はこちら /
\ US・日本語配列はこちら/
BlackWidow V4 Low-Profile Tenkeyless HyperSpeedの外観
まずは正面から!薄くてスタイリッシュ!

横から見るとこんな感じ。薄い!

裏面です。(シリアルナンバー隠してあります)

上側のUSB Type-A–Type-Cケーブルを接続する部分です。

裏側のチルトスタンドとドングル収納。フタが閉まるようになっています。

付属品は簡易説明書とケーブル、ドングルアダプターです。

重量は864gでした。

マルチファンクション周りはこんな感じ。

指紋はほぼ付きません。

一番右の黒いのがBlackWidow V4 Low-Profile Tenkeyless HyperSpeedのドングルアダプターです。
丸いのがDeathAdder V4 Proのドングル、白くて四角いのがヘッドセットBlackShark V3 Proのドングルです。マウスと大きさを比較してみてください。

Razer内ラインナップでの立ち位置
同じRazerのTKLでも目指す快適が違います。BlackWidow V4 Low-Profile Tenkeyless HyperSpeedは「薄くて無線で長く使える」日常×ゲームの両立型。Razerキーボードを用途別にかんたん比較していきます!
長時間ワーク&ゲームの両立ならBlackWidow V4 Low-Profile Tenkeyless HyperSpeed
前面18.5mm、後面20mmのロープロファイルで長時間でも手首の負担を小さく。無線はHyperSpeedとBluetooth。省電力モードで最大980時間。マルチファンクションローラーとメディアキーが便利!
ホットスワップ機能でカスタムしたい!
それならBlackWidow V4 TKL HyperSpeedがおすすめ。BlackWidow V4 Low-profile Tenkeyless HyperSpeed(本機)よりすこし前、2025年7月8日に発表された機種。こちらの機種をロープロファイル&ホットスワップをなくしたものが本機という感じ。
他にもBlackWidow V4 Pro 75%、BlackWidow V4 75%がホットスワップ可能。
もっと小さく・弄りたい・リストレストも欲しい!
BlackWidow V4 75%ならホットスワップ、磁石式リストレスト付き、省スペースです。文章作業が多め、持ち替え少なめの人におすすめ。
入力速度で勝ちたいなら
Huntsman V3 Pro TKLがおすすめ。ラピッドトリガーと可変アクチュエーション(0.1mmから4mm)でとにかく速さを追求!
ロープロファイル、他にはある?
DeathStalker V2 Pro TKLが、前面21mm(今となっては本機のほうが薄いけど)エルゴノミクスデザイン、キースイッチはリニア、クリッキーを選択可能。ブラックとホワイトの2色展開。フルサイズで30,800円とちょっとお安い。テンキーレスは29,880円。
Ornata V3は、前面27.05mm、メカ・メンブレンスイッチ、リストレスト付き、9,480円とお手頃。
Joroは、ポータブルワイヤレスゲーミングキーボードなので薄さ軽さ重視、薄さ16.5mm、重量374g。
ラピッドトリガーが必要ならHuntsmanシリーズも。FPSガチ勢ならHuntsman、そうでないなら使い勝手重視で選んでいいかと思います。
前モデルと比較するなら?
それほど前の話ではないですが、2025年7月に発表されたBlackWidow V4 Tenkeyless HyperSpeedとかんたんに比較してみます。(2025年9月現在公式サイトではカートが表示されません、在庫なし?)
BlackWidow V4 Low-Profile Tenkeyless HyperSpeed(本機) | BlackWidow V4 Tenkeyless HyperSpeed | |
高さ | ロープロファイル | フルハイト |
ホットスワップ対応 | なし | あり |
AIプロンプトボタンの有無 | あり | なし |
違いはこれくらい。ロープロファイル以外の機能はほぼ同じ?と言っていいくらいですね!
ではBlackwidow V3 Tenkeylessはというと、有線、キースイッチはグリーンとイエロー、価格は11,980円です。やはり旧世代という印象が否めません。
日本語配列、US配列どちらを選ぶ?
BlackWidow V4 Low-profile Tenkeyless HyperSpeedは日本語配列(JIS配列)とUS配列の両方が選べます。
どちらを選ぶかは、なかなか難しいところ。それぞれ好みやこだわりも違いますのでとても一言では言えません!キーボードをたくさん持っているYouTuberを見てみると、だいたいUS配列ばかりだったり。
ゲームだけに使用するならUS配列、日本語のタイピングが多く日常的にも使用するなら日本語配列、という選び方が一般的です。
日本語配列
- IME切り替えが〔半角/全角〕や変換など日本語入力に特化したキーが独立していて一回キーを押すだけですむ
- エンターキーが大きくてミスすることが少ない
- 長文、長時間のタイピングだとやはり使いやすいのは日本語配列
- かな入力している人は必須(かな入力を極めるとめちゃ速い)
US配列
- IME切り替えがショートカット(Alt+` など)が基本で慣れるまで煩わしいと感じることも。
- キー配列がシンプルなためミスが減る。
- プログラミングや英語のタイピングが多いならUS配列がおすすめ
日本語配列だと選べないスイッチがある
今回のBlackWidow V4 Low-profile Tenkeyless HyperSpeedに限りますが、日本語配列だとイエロースイッチしか選べません。(フルサイズかつ日本語配列だとオレンジ、イエローが選べます)
私もUS配列のキーボードを買ったことがありますが、仕事では日本語配列のキーボード、家ではUS配列だとミスしてしまうことが多く、結局それからは日本語配列に統一しました。
もうひとつ、US配列を選ぶ一番のメリットと感じているのは、「キーキャップ」です!Amazonを見ているとおしゃれな交換用キーキャップをたくさん売っています。Razerでも別売りのキーキャップがいくつかあって、下半分が透けているプディングデザインのキーキャップが欲しいと思ってるんです!
でもそれらはすべてUS配列対応。Amazonで売っているキーキャップもほぼすべてがUS配列。日本語がはいる隙間などありません…。(そりゃまあ東の果ての島国だけがつかってる言語なんてどうでもいいわな)キーキャップをいろいろ取り替えて楽しみたいと思っている方は断然US配列がおすすめ!
フルサイズ、テンキーレスどちらを選ぶ?
ひと言でいうと、「数字入力が多いならフルサイズ、作業スペースを広くとりたいならテンキーレス」が失敗しにくいです。
価格の面から言えば、BlackWidow V4 Low-profile Tenkeyless HyperSpeedとBlackWidow V4 Low-profile HyperSpeedとの差は5,000円です。Razerの他シリーズよりは少し差が大きめといったところ。しかし、安いからと言って安易にテンキーレスを選んでしまうと後悔するかもしれません。
ゲームオンリーならフルサイズキーボードは正直邪魔。マウスの可動域が狭くなってしまいます。ゲーム以外の作業があり、がっつり数字を入力するならフルサイズがおすすめ。(極めればじつはテンキーじゃなく上の段の数字キーをつかったほうが速い、でも練習が必要だから誰にでもおすすめはできません)
テンキーがあることのメリットと作業スペースがどれくらい必要か、というバランスで選ぶといいと考えてます。ゲームがメインだとフルサイズの必要性は薄いです。
私はほぼ1日中PCの前で過ごしていますが肩こりはひどいタイプ。肩が凝らないために椅子の高さ、デスクの高さにはとても気を使っています。フルサイズだとどうしてもマウスが右の方に寄ってしまい、腕が外側に開いてしまいます。すると肩こりが大変なことになるんです(汗)だからキーボードはテンキーレスか75%キーボード※です。ゲーム時はキーボードを斜めにしてマウスの可動域を広くとります。
テンキーレスでも必要に迫られたときは「外付けテンキー」をつければ解決なので、とりあえずテンキーレスにしておくのが個人的におすすめ!
※75%キーボードとは、テンキーや一部のファンクションキーを省略して、フルサイズキーボードよりもコンパクトにしながらも、ファンクションキー、矢印キー、ナビゲーションキーといった主要なキーはすべて残されているキーボードのレイアウト
実際に打って分かった!打鍵感と静音性
打鍵音は上のXのポストを参考にしてください。
BlackWidow V4 Low-Profile Tenkeyless HyperSpeedは日本語配列だとイエロースイッチしか選べません。(フルサイズ、日本語配列だとオレンジ、イエローが選べます)
ここからはイエロー(リニアスイッチ)を実際に打った感想になります。
- キーボードのピッチは19mm、標準サイズで使いやすい
- 指紋はほとんどつかない
- ロープロファイルのためリストレストがいらない
- 底打ちは強めに感じるけど不快ではない
- スタビライザーのガタつきもなく快適
- 優しい「パチパチ」音が気持ちいい
- 配信や会議でもじゃまにならないほど打鍵音は小さい、デスクマットを敷くとさらに静かに。
- ガラスマウスパッド上では響きやすい
- capsキーがONになっているときは光ってくれるのが地味に便利
ヘッドセットBlackShark V3 Proで音声と一緒にタイピング音を録音してみたところ、聞こえないわけではないですが、話をじゃましない程度のタイピング音で、オンライン会議などでも使いやすいのではと感じます。
実際のところ、ゲーム専用キーボードと普段用の2台のキーボードの2台体制という運用もありますが、デスクの広さや切り替えの手間を考えると1台で両立を考えるのではないでしょうか?私はタイピング比率が高いので両方で快適に使えるものを選んでいます。
現在Razer BlackWidow V4 Low-Profile Tenkeyless HyperSpeedを含めて6台のキーボードを持っています。でも、結局出してきてつかおうと思うのは新しく買ったものだけですね(汗)息子とも好みが合わないので共用することもありません。もったいないことです…!
キースイッチについて詳しくはこちら
https://www.razer.com/jp-jp/technology/razer-low-profile-mechanical-switch
HyperSpeed接続とバッテリー持ち
輝度100%・常時オンで運用したところ、2日目でバッテリーが切れました。バッテリー残量の確認はローラーの下、右端のボタンを押すと数字キーで表示されます。この機能、ゲーム中にもさっとみられるのでとても便利です!

後述するSynapseアプリで、輝度調整、ライティングをオフにするタイミング、バッテリー駆動中に減光するまでの時間設定、ワイヤレスパワーセーブなどの項目をカスタマイズできます!自分にあった設定にしてバッテリー節約しましょう。
Razer Synapse4で自分用に最適化!
Razer Synapse 4はRazer製デバイスの設定を一元管理するアプリです。Synapse 3からの移行もできます。キーのリマッピング、マクロ作成、プロファイル管理、ゲームごとにプロファイルを割り当てたりと、とにかく多機能です。
Razerデバイスの発光を管理するRazer Chromaというアプリもあります。光り方を細かくカスタマイズしたり、デバイスのプロファイルに光り方を保存して他のChroma対応デバイスと同期したり。
今のところ、光るデバイスはキーボードしか持っていないので私はあまり恩恵にあずかれていませんが、たくさんRazer製デバイスを揃えたくなりますね!
ゲーマー目線でチェック!ゲームでの使用感
BlackWidow V4 Low-Profile Tenkeyless HyperSpeedにはRAZER™ SNAP TAPという機能があります。ふたつのキーを押しっぱなしにしても、後で押したキーが優先される機能です。前のキーを離さなくても素早く方向転換ができます。私も焦っちゃうとつい押しっぱなしになってしまうのでこれはありがたい機能ですね!
SNAP TAPのON/OFF切り替えは、SynapseでもFn+左Shiftでもできます。
結論から言うと、ロープロファイルはとても使いやすい!手首が浮かないので操作しやすいしWASDも安定します。75%キーボードに比べるとマウスが少しだけ遠くなりますが、腕が開きすぎて肩が凝るといったこともありませんでした。
Hyperspeed Wirelessモード(2.4GHz)でもBluetoothでも特に不都合は感じません。
実を言うと、私はFPSは5分で酔うタイプで、ゲーム実況で見てるだけでも酔うほどです。なのでふだんはほとんどFPSはプレイしません。それでも今回はがんばって久々にApexをプレイしてみました!もちろん入力抜けも感じず、ゲーム時はWindowsキー無効にしてあるのでストレスもなく、反応もよくて遅延もありませんし、率直に「何も言うことはない」くらい満足できるキーボードです。
Horizon Zero Dawnもプレイしてみました。キーマウでプレイするのは初めてながら、わりと快適にプレイできました!最近は親指でスティック操作するのがツラいのでキーマウもいいかもしれません!
ゲーム中でもボタン一つでバッテリー残量がチェックできるのもとても便利でした!
ここは注意!気になるポイントと惜しい点
まず、Copilotがたびたび起動してしまう点。作業中にCopilotが何度も起動してしまうので集中力が途切れます(ちゃんとキーを押せてない私も悪いですが)。ゲーム中でも起動してしまうことがあったので早めに無効化か、リマッピングで他のキーに割り当てておくのがいいかもしれません。アクションゲームでは最初から無効化されているようです。(Apexでは無効化されていました)
もう一点はチルトスタンドの最大角度がもう少し大きかったらよかったと思いました。BlackWidow V4 Low-Profile Tenkeyless HyperSpeedは6度と9度の2種類のチルトスタンドがついています。私は手があまり大きくないので(23cm)なので数字キーがちょっと遠く感じます。低めのリストレストでもあればいいのか、でもそれならロープロファイルの意味は…とグルグル(汗)
BlackWidow V4 Low-Profile Tenkeyless HyperSpeedはこんな人におすすめ!
- 作業×ゲームを1台で両立したい(文章多め+夜はApexなど)
- 日本語入力が多い&JIS配列で変換の流れを崩したくない
- 肩・手首をラクにしたい(低背で前縁が薄く、自然な角度を保てる)
- テンキーレスで省スペースにして、マウス可動域を広げたい
- 無線でも遅延少なめで遊びたい(HyperSpeed 2.4GHz前提)
- 充電を気にせず長時間使いたい(省電力運用と相性◎)
- 静かな打鍵で在宅・配信・会議に配慮したい
- WASDだけ点灯など、プロファイル切替で用途別に最適化したい(Synapse運用)
- 親指で追加操作(無変換/変換キーにPttやミュート等)を割り当てたい
- 見た目や質感(落ち着いたRGB、PBTキーキャップ)にもこだわる
- Razer製マウスとドングル1本でまとめたい(USB口節約)
- 外付けテンキーで必要時のみ数値入力にしたい(普段はTKLで快適)
- ホットスワップ不要で“完成品としてサクッと使いたい”派
- コーディングや資料作成も快適にしたいライト~ミドルゲーマー
BlackWidow V4 Low-Profile Tenkeyless HyperSpeedは、まさに「何もいうことがない」素敵なキーボードでした!Synapseでさくっと自分仕様に設定して、ぜひこの薄さと快適な使い心地を楽しんでほしいと思います!
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